Quantcast
Channel: 忘己利他
Viewing all articles
Browse latest Browse all 637

札幌の友人から

$
0
0
現日会の会員は、大勢なので、
全ての方を存じあげているわけではありませんが、
同じ会に所属している同士なのですから、
できるだけ多くの方と親しくさせていただければと思います。

現日会の副会長でいらした 故 梅津鳴上先生のご門弟で、
先生の作風を継承され、いつも力作を発表されている、
札幌の千風さんという方がいらっしゃいます。

以前から私は密かに注目していた書家さんなのですが、
たまたま今年の夏の現日書展懇親会にて、お話する機会があり、
お友達になりました。

「インターネットやっていますか?
私ブログをやっているんですけど・・・」
と勇気をもってブログの宣伝をすると、

「私、大好きで、いつも見ています」と
びっくりするお返事

こんないい加減なブログでも、
思わぬところに読者がいてくださったことに
驚きました。


その千風さんが、
昨日メールをくださり、
素敵な掛け軸の写真を2点送ってくださったので、
ご紹介します。



千風さんは、掛け軸作成の勉強もされているのですが、
この作品は、千風さんの作品をご友人が仕立ててくださったそうです。
素材は、紙。
白い紙をフリーハンドで縦に穴を作って
そこに裏から緑の紙を貼って、詩の表現に
合わせた...とか。

カジュアルでタペストリー風。
作品が少し左にずらしてあるところがおしゃれです。




この作品は、書も表具もご本人の作。
千風さんのお弟子さんで、
80歳の生徒さんが絽の着物の端切れを
くださったので、、それで作ったそうです。

凄く落ち着いた感じで、
作品が粋な訪問着をきているようです

作品は、どんな額に入れるか、どんな軸にするかによって、
表情が変わるものです。

その表具まで自分で作ってしまうというのは、
素晴らしいことだと思います。



故 梅津先生は、岩手県一関にお住まいで、
泰然とした悠大な書風でした。
そして、誰とでもお話をしてくださる温かで謙虚なお人柄。
皆に愛される方でした。

その梅津先生の作風を基盤に持っておられる
千風さんの作品は、やはり大らかで自然体。
優しい気持ちにしてくれます。

北海道は遠いですが、
素敵なお友達ができて、
嬉しいです。

ますます千風さんのご発展を・・・
そのうち書道界にセンプウを巻き起こされることを
期待しています






 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 637

Trending Articles