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Channel: 忘己利他
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春風に誘われて

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花々が色鮮やかに咲き、
心地よい春風に誘われて、
楽しいお出かけシーズンとなりました。

このところ、5月はじめの賀墨書展の準備に追われ、
家に閉じこもっていましたが、
今日は、書展をいくつか回る計画で東京へ。

まず、銀座のCACA現代アート書作家協会主催の
「銀座インテリア書展」の会場へ伺いました。




たびたび拝見しているCACAの書展ですが、
従来の会場とは変わって、
新たな明るいギャラリー。
作品も新鮮に感じられ、
グッとくる作品が多く並んでいました


その会場で偶然ばったりとお会いしたMさんと
ランチを共にし、おしゃべりをして・・・
楽しいひととき、Mさん 有難う

その後、鳩居堂の
有名書家の先生の二つの個展を
憧憬の思いをもって
拝見いたしました

そして、友人の香子さんが主宰される
日本橋 小津和紙ギャラリーで明日までの会期の
「香書会展」へ。

会員の方が楽しんで書を学んでおられる様子が
感じられる温かな作品でした。

香子さんの作品を2点


「山」
綺麗な墨色と滲みが魅力です。

「木に感謝」
登山を趣味とされている香子さんならではの作品です。


フランス人の門弟の方の作品


石庭をモチーフに、丸く描かれた砂の文様、配置された石、そして陰と陽。
外国の方が日本を表現される洞察力に脱帽です




たかが2キロ

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昨日は、年度はじめの健康診断で、
怖かった体重計に久しぶりに乗りました

なんと、
昨年よりも体重が2キロ減

やった~あ

そういえば、最近スカートがゆるくなって、
自然と回り、チャック(ファスナー?)の位置がずれていたり。

たかが2キロ減っただけなのに、
妙に嬉しく、

されど2キロ減らすには、
結構な努力が必要な訳で、
でも、あまり努力もせずに
減ったのは、
人には言えない
心労が・・・

ないない
そんなのとんと、心当たりなく

体重計が壊れていたのかな




今年の夏、第55回現日書展の作品製作中

縦全紙2枚継、横10枚継
270×700cm

初めは大きいと思ったけれど、
書きなれていくうちに
小さく思えてくる。

今日は2セット書いたので、足腰がヘロヘロ。

2キロ減の原因は、これだろうか

頑張って書いたご褒美に、
缶中ハイを1本

やっぱりすぐに
リバウンドしそう

第50回記念 賀墨書展のご案内

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ゴールデンウィークに突入し、
明後日はもう5月。

新緑が眩く、
ツツジの花があちこちに咲き乱れ、
心もウキウキの季節となりました

ご案内が遅くなってしまったのですが、
5月1日(金)~4日(月) 10:00~17:00
横須賀文化会館 3階 横須賀市民ギャラリーにて、
「第50回記念 賀墨書展」が開催されます。




私の師匠の社中展です。

私はその歴史の3/5ぐらいしか、知りませんが、
師匠が50年の長きにわたり、
ご努力された成果が、
この書展に詰まっていると思うと
感慨深いものがあります。

本日は、その展示作業で、
アタフタ、アタフタ

5月3日は祝賀会もあり、
その準備で、
これまた、アタフタ、アタフタ

私は4日間の会期、全て会場におりますので、
お出かけの節は
お声をかけていただけますようお願いいたします。









第50回 賀墨書展 開催中

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日頃の行いが良いのか(?)
晴天が続きます。

今年は記念展と張り切ってみたものの、
初日から風邪をひき
薬を飲みながら、
書展に通っています。

作品集の作成、
祝賀会の準備、
スライドショーの作成
企画展示・・・などなど
出品者の皆さんと協力して頑張りました

会場風景です。







明後日の14:30まで。

京浜急行線、横須賀中央駅下車 徒歩10分
横須賀文化会館 3階 横須賀市民ギャラリーにて

お時間がありましたら、お出かけください。





第50回記念 賀墨書展 その1

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ゴールデンウイークも後半となりましたが、
箱根では噴火の恐れ・・・

お蔭さまで第50回記念賀墨書展が
なんとか無事終了しました。

ご来場いただいた、皆様
誠に有難うございました

一口に50回と申しますが、
その歴史の重みは、
途中から加わった私には想像もつかないものです。

高い理想のもとに、
時には温厚従順に
時には叱咤激励し
そしてウイットにとんで
門弟を長年導かれて来られた
師匠のご努力に脱帽です。

84歳になられ、
「歩くのが遅くなった」
「ヨロヨロしている」
と、御自分の身体を嘆いておられますが、
私たちは、師匠がお元気でいてくださる幸せを
噛み締めています

その師の作品「萬法帰一」

宇宙の全てのものは、万物の根源である一から生じ、一に帰するとの意。

今回の書展の目玉である、
現日会の幹部6名の先生方の賛助出品です。
この作品のお陰で、記念展が大変格調高くなりました。





3日夕方には祝賀会。
100名の皆様にご出席をいただき、
和やかに行われました。

横須賀の隣の三崎から
マグロが届き、解体ショーを。
刀のような長い包丁を使用し、
見事に解体されます



そのマグロのお刺身とづけ丼をいただき、
お客様は口々に
「こんな美味しいマグロが食べられるなんて幸せ」と。

皆様のお陰で、盛会に終わり、
誠に有難うございました。


第50回記念 賀墨書展 その2

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ゴールデンウィークも本日で終了。
寂しい気持ちがあるような、ないような・・・

賀墨書展が終了し、
放心状態。

残務整理に手がつかず、
気力を奮い起こしています。




今回の私の作品です。
漱石詩 

 大愚難到志難成, 五十春秋瞬息程。
觀道無言只入靜, 拈詩有句獨求。
迢迢天外去雲影, 籟籟風中落葉聲。
忽見閑窗虚白上, 東山月出半江明。

「真の愚か者にもなりきれず、
志も成就することは難しいと思いつつ50年の年月は
瞬く間にすぎてしまった。」

50回展ということで、冒頭のこの意に惹かれ、
季節外れですが、この詩を選びました。
(作品集の事前作成のため、書きはじめたのは
昨年の秋だったのです。)

久しぶりの多字数作品。
あまりに久しぶり過ぎて、調子が上がらず、
4本の雰囲気が揃わない。チグハグ。
製作中は、気取らず媚びず、自然体を心がけたのですが、
書展に並べてみると、
ウゥ~
なおさら 。。。
反省しきりの作品です。


もう一点は、「福」という文字をテーマとした研究作品。



作品とパネルの大きさのバランスが悪い。
あり合わせのパネルに貼ってもらったので、
失敗だったなぁ~


そして、以前紹介した「一期一会」
額に入ると少し立派に見えます。



(以上、作品写真はYOZさんの写真を使用させていただいています。)


今回は、記念展ということで、
作品集を作成しました。



この編集や校正も、
手間のかかるお仕事でしたが、
賀墨会の皆様の協力により、
すてきな作品集ができました









第47回 清尚書展

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一ヶ月先のような暑く蒸し暑い日が続き、
先日は早くも台風が来て、
お稽古が中止になったり、
大騒ぎをしました


賀墨書展が終了し、
疲れたと言って、家でゴロゴロしていたのですが、
今日は、運動不足解消に
同じ横須賀文化会館で本日よりの
「第47回 清尚書展」にお邪魔してきました。



現日会の参与 山中苔泉先生の御社中の書展です。
残念ながら山中先生は、ご病気療養中で、
作品のご出品のみでしたが、
昔馴染みの諸先輩にお目にかかり、
作品を拝見してきました。



山中苔泉先生の扇
「萬壽」
扇の折れ目による線の変化が趣を加えています。
高い品格。
先生は御不在でも、その教え、精神が、会員のみなさんの(扇の)かなめになっているんだなぁ・・・
と、感じました。



現日会の先輩 Sさんの西行「山家心中抄」臨書
西行の特徴である直線的でキレのある線、
潤渇の変化がほどよく加わり、立体感がすてきです



親交のあるKさんの作品。
とても努力家です。
今回も「書譜」を原寸臨書
見事です。

ブログ掲載、お断りせずにいたしました
支障がございましたら、御一報ください。

清尚書展は、18日(月)4時までです。
お時間がありましたら、おでかけください



 





現日会研修会

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8月に開催される「第55回記念 現日書展」にむけて、
本日は作品の下見を兼ねた、現日会研修会が
南浦和の鵞毛堂錬成会場にて行われました。

今回、私は大きな作品を書かせていただくので、
幹部の先生方に
ご指導いただく必要があり、
抱えきれないほどの大荷物をもって、
出かけました。

荷物が多すぎて、
電車の乗り換えがシンドいので、
港南台から南浦和まで、
京浜東北線を乗り換えなしで、
1時間半。
ずっと居眠りをしながら参りました。

会場に到着すると、
いつものことながら、
熱気溢れる参加者の皆様。
力作ぞろいです



幹部の先生方も
それぞれの作品を、
褒めてくださったり、
厳しいご指導をくださったり、

とても良い勉強になりました

この研修会の会場に掲げていただいた私の作品の一部分です。
結局、この作品は、出品しないことになりましたが・・・






次回は、6月13日(土)です。
現日書展ご出品の方は、
ご参加ください。

なお、現日書展へのご出品を検討されている方は、
事務局まで関係書類をご請求ください。

ずっと   その2

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「ずっと一緒に歩いていたい」 はがき

夏から秋にかけての
書展がいくつかあります。
9月中旬までに、
10点以上書かなければなりません

何を書こうか?

結構それを悩むのです

「何を書くか決まれば、
作品は半分以上できたようなもの」
と、おっしゃる方がいますが、
私の場合、それからも長い時間がかかる訳で・・・

一枚書いて
「できた」なんて、
能力は持ち合わせていません。

何枚も何枚も
書いているときは苦しいけれど、

出来上がった時の喜びは、
その苦しみを打ち消すくらい
大きい。

ずっとそんなことを
続けている。

ずっとそんなことを
続けていたい

加工

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この写真面白いでしょ

刻字のようにセメントに文字を掘って、
黒を塗った・・・
のではなく、

実際は、作品写真をパソコンの上で
「アート効果」によって加工したもの。

最近は、写真をプリントしようとすると、
「美肌効果」などというものがあって、
作品ばかりでなく、人間も
実際より美しく若々しくしてくれる。

プリクラなんか、
目をパッチリさせてくれる機能があるとか。
(試したことはないけれど・・・)

文明は進化し続けているけれど、
それを創り出している我々は、
加工に頼りすぎて、
本物の大切さを見失っていないだろうか?

どんな高度な加工をするにしても、
その素材がものを言う

「美肌効果」の加工だけでは、
誤魔化しきれない、最近の私。
絶対にアップの写真はNGです




定番 冷やし中華はじめました。

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早くも5月最終週。

今シーズンはじめて、
冷やし中華を作り、
ブログに載せようと写真を撮っていたら、
そばにいた娘が、
「今日のブログは『冷やし中華はじめました』定番だね~」
と、まさに言い当てられてしまった



定番だって良いじゃないか。。。

私には、家族で冷やし中華を食べることが、
平凡な幸せなのだ。


様々な平凡な幸せは、
家族や友人や
周りの人々が陰となりひなたとなって
支えてくださるお蔭

「おかげさま」です。






展覧会が一杯

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5月末から6月にかけて、展覧会が一杯あります。

しかも、大切な友人がそれぞれに個展をされるのでして・・・

凄いなぁ~



書TENで御一緒の沙於里さんは、
相模原 ギャラリースペース游にて
6月10日(水)~21日(日) ただし15日と16日は休廊

13日(土)の13:30~15:00は、地下1階のメイプルホールにて、ピアニスト丈青さんと書家沙於里さんのライブがあるそうです。

たぐいまれな才能をもっておられる、沙於里さんの初個展
今からとても楽しみにしています。





10日から個展にもかかわらず、
沙於里さんはお母様とそのご門下の方々と
社中展 「蘭秀会展」を
以下の通り開催されます。

7日は、恒例ワークショップ「歩」を書く
是非是非ご参加ください。

日時:平成27年6月5日(金)・6日(土)・7日(日)
     AM10:00~PM5:00 ただし5日は11:00~ 7日は4:30まで

会場:町田市民ホール  4階ギャラリー
     東京都町田市森野2-2-36   TEL 042-728-4300


一方、いつも私の書展を観に来てくださる石渡鵞游さんの個展が
北千住駅近くの「奈可多゛楼」なかだろう にて、
明後日5月29日(金)~31日(日)

石渡さんは、中野たてもの応援団と言って、
歴史的建造物についての勉強会や、建物見学会などで、
身近である建物を大切にされる団体に所属し、活動されています。
今回の会場も、築50年の建物だそうです。
その上、石渡さんのレトロなコレクションも一緒に展示されるとか。
とても、興味深い書展です。






私の唯一画家のお友達、川部律子さん。
彼女には、もう30年ぐらい ご無沙汰しているのですが、
昔一緒の学校に勤めていたころは、
大の仲良しで・・・

今や実力派の立派な画家さんになっておられるようです

その彼女の個展が「不・思・議」というテーマで
開催されます。
調布の「みるめ」というギャラリーにて
6月5日(金)~15日(月) 10日(水)は休廊

お近くの方は、是非お立ち寄りください。






その他、
銀座では、「日本詩文書協会書展」



神奈川湘南 茅ヶ崎では「白鳳書展」
2月に亡くなられた現日会参与 二宮珠鳳先生の遺墨展が併催されます。





さあ、展覧会めぐり、
作品の創造性、感性に触れて、
未知の世界の発見に努めたいと思います









書展めぐり 「石渡鵞遊展」と「書といけばなの出会い展」

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観たい書展が沢山あるこの時期、
スケジュール帳の書き込みがいっぱいになっています。

目習いの重要性は、特に感じているのですが、
作品を拝見するとともに、その書展の雰囲気を楽しませていただくのも、
大きな成果となります。

昨日は、北千住の「奈可多゛楼」での
「石渡鵞遊展」へお邪魔してきました。





鵞遊さんの遊び心いっぱいの作品。

レトロな愛蔵品に関わる言葉を作品にされ、
御自分で表具をされたり、
すてきな箸袋があったり・・・





「打ち水」と題されたこの作品
102歳の篠田桃紅さんの作品に夏の暑い日に床の間に打ち水をするというものがあり、
直に壁に書く事はできないが、雰囲気だけでも再現してみたいと、桃紅さんへのオマージュとして書かれたものです。
実際に床の間に飾られていました。



「傾聴」昔懐かしいビクターの犬の置物がその作品の下に飾られています。



出光美術館で購入されたというタペストリーに
御自分で貼られたと

この「雪月花」をモチーフに素敵な箸袋ができていました。
私も一組いただき、家へ帰って割り箸を入れてみました。



その他、いろいろな書体・書風の作品が並び、
充実の書展です。











会期は、本日と明日ですが、
北千住の商店街「きたろーど1010」も昔ながらの下町の風情で、
魅力一杯です。

実は、このブログに掲載した先日の「石渡鵞遊展」紹介記事をご覧くださり、
お越しくださった厚木のRさんと偶然会場でお目にかかりました。
初対面だったのですが、帰り道は御一緒して。

若いお友達ができて、凄く嬉しく、
この出会いに感謝です。

北千住を後に、日比谷線で銀座へ向かい、
鳩居堂にて書道ジャーナル研究所主催「文人書家アート展Ⅴ」と
「書道玄海社選抜展」を拝見。
作品のヒントをたくさんいただき、勉強になりました。

そして、セントラルミュージアム銀座
「書といけばなの出会い展」へ

本格的いけばなとのコラボは、華やかです。

現日会から副会長の大内先生と常任理事 中谷先生がご出品

大内先生の作品


中谷先生の作品



書道界を代表される大家の先生方もご出品されていらして、とても高いレベルでした。




芝風書展 書と植物と生きものと

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横浜は、久しぶりにまとまった雨です

カラカラに渇いていた、草花や土も、
そして人間も、
この雨で、潤いを取り戻したような。

昨日のうちに、買い物を済ませてあったので、
今日は雨の中のお出かけは回避、
と思いきや、
あ~。やっぱり郵便局へ行かなければならない・・・

少し小降りになったら、出かけましょう。

さて、昨日から開催されている
名古屋のブログ仲間 芝風さんの個展のご紹介

■ 2015.6.2(火)~6.13(土) ※7(日)・8(月)休み
■ 創る場 集う場 TeaTro 
   名古屋市天白区相川2-6-1 Tel 052-838-8160





私は、残念ながら伺えないのですが、
お近くの方は、いらしください。

温かく しっとりとした
芝風さんの作品。
きっと癒されるはずです





第22回 蘭秀会書展

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このところ、展覧会めぐりのスケジュールが一杯で、
刺激の多い季節です。

重い腰を上げて、行ってみると得るものは多く、
「あ~行ってよかった」と思います。

本日も収穫が一杯でした。

朝10時に自宅を飛び出し、
12時前に町田の「第22回 蘭秀会書展」へお邪魔しました。



仲良しの沙於里先生とお母様の谿泉先生ご社中の展覧会です。

町田駅から徒歩10分町田市民ホール4階の会場は、
ガラス張りで明るく、雰囲気は最高

ここ数年、お邪魔しているのですが、
顔見知りの出品者の方も増え、
楽しく拝見いたしました。

本日から明日、明後日の会期で、
明後日午前11時より
「歩」を書くというテーマでワークショップが開かれるようです。
是非、ご参加ください

本日初日のため、ご紹介は会場写真と一部のみ。
沙於里先生の作品は、あとのお楽しみにとっておきましょう。












まず谿泉先生の師匠でいらした、
故 中平南谿先生の敬仰作品


「陶酔」

直線の多用でありながら、筆の弾力と柔らかさ、
無駄なものを削ぎ落としシンプルでいて、緻密です。
その高い品格の作品に、うっとりとしてしまいました。

そして、谿泉先生の作品


「鬱蒼」

このところ、お身体の加減がすぐれないと伺っていたので、
心配をしていましたが、
この作品を拝見し、
思わず「お元気じゃないですか」と

蘭秀会会員の方の作品


右が小林さん 左が森さん お二人共大ベテランです。


久保田さんの作品  さすが作品作りが手馴れておられます。

続きは、7日の会期終了後に




川部律子展 不・思・議

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以前横浜緑区の某県立高校で同僚だった
川部律子さんの個展を拝見するため、

町田で蘭秀会書展を拝見した後、
横浜線で町田から橋本へ。
橋本から京王線に乗って
調布へ向かいました。

30数年前、沿線の多摩センターに住んでいたことがあったのですが、
その町並みはガラリと変わり、
多摩センターの駅周辺はどこがどこやらわからず、
車窓をキョロキョロ見回してしまいました。







とにもかくにも、調布へたどりつき、
川部さんと再会。
30数年ぶりのご対面。。。
感激でした

彼女は当時とまるで変わらず、
スマートでハイセンスな
すてきな女性です。

傍らには、笑顔のすてきなご主人がいらして、
一緒にお話させていただきました。

そして、すてきな絵画の数々。
さすがいろいろなコンクールなどで
高い評価をうけている画家さんです。







作品の基盤となっている技術や構図、
表現力に裏付けられ、
モダンで独創的な発想があるからこそ、
この作品があるのだろうと思います。

本物の芸術は、上っ面の奇抜さではない。
長く培われたもの。
今流行りの「地道にコツコツ」

それは書にも言えることで、
作品の根底にあるものの大切さを
感じさせていただきました。

もう一つ
「最近作品に鏡をいれることが
面白くて・・・」とおっしやる作品。





会場内に20個ぐらいのカラフルな箱が展示され、
それぞれに小さな穴が。
覗いてみると、すてきな世界がありました。





この写真は、その穴にデジカメのレンズを当てて、
撮影したものです。

一つ一つの作品の世界が、
まさに「不・思・議」というテーマにぴったりで、
なかでも私のいちおしの作品は、これ。



「まるで東山魁夷のよう・・・」
なんて、感想を。

懐かしい人と素敵な作品に出逢え、
幸せの時を過ごさせていただきました

帰りは稲田堤まで戻って、
南武線に乗り換えて・・・
あれ、飛田給
乗る電車、間違えた




第22回蘭秀会書展 その2

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先日、町田の蘭秀会書展へ伺い、
仲良しの沙於里さんの作品を
じっくりと拝見しました

私のような者が、彼女の作品を評するのは、生意気でおこがましいのですが、
今年は「凄い」と思いました

毎年彼女の作品を拝見して、その才能にただならぬ物を感じていたのですが、
これまで被っていた殻を打ち破り、脱皮を果たした沙於里さんがいました。

何に迷っていたのか、何をこだわっていたのか?わかりませんが、
それも彼女がトンネルを抜け出る、大切な過程だったのでしょう。

作品の撰文も、そんな自分を表しているように思います。


「非思量」
全ての観念を捨てた無分別の境地の意。

多様な線を使用し、木簡のとぼけた雰囲気が好感。
「書は人なり」まさに彼女を表している作品で、
飄々とし何物にもこだわらず、潔さがあります。



「澹如水」
水が静かに揺れ動く様。物事に執着しないこと。

「澹」さんずいの3画目、
「如」女の1画目
「水」の縦画
この3点の強い線に注目。
この線によって、他の静かな部分が生かされていると感じます。

彼女は絵手紙を書く際、
「ヒャ~」とか「ば~ん」とか「べんべん」とか、
掛け声をかけて書かれるのですが、
多分これらもそんな気合を入れて書いたのでは・・・

様々な紆余曲折を繰り返した後、
やがて自由奔放で洋々たる大海へ。
注ぐ流れを
自分に置き換えているように思います。


金文「甲子朝」
金文というのは、、青銅器の表面に刻まれた文字のこと。
半切に長い壺を書いて、その中に文字を書く。
高台には落款。すごい発想だ。

彼女はこの作品を「かわいい」と評する。
こんな遊び心と気取りのないところが
彼女の魅力だと思う。


これからは、もっともっと大きく羽ばたく
彼女の作品が拝見出来るはず。

明後日(10日)から、「祈りのかたち」と題して、
沙於里さんの個展が開催されます。

ぜひぜひ、足を運んでみてください


茜色

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うわッ
茜色の空に、
思わず歓声をあげた



横須賀汐入の海に近い町並み。

夜7時過ぎ、今日は早じまいのお稽古帰り。

師匠から1点、合格をいただき、
気分高揚の私。

ちょっとだけ「やるき」と「元気」が
出てきた

速報 坂本沙於里個展 「祈りのかたち」

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本日より、坂本沙於里さんの初個展
「祈りのかたち」が始まりました



私も朝から相模原の会場に伺い、
受付嬢(?)やります
なんて、お手伝いをするつもりで
出かけましたが、

実際あまり役には立たず、
お茶を飲んだり、
お客様とおしゃべりしたり、
一緒に楽しませていただきました

地元での開催で、お客様はぞくぞくと。

麗川会からも、YozさんにGさんとそのお友達がお越しくださり、
初対面の方と談笑したり、
若い方と語り合ったりと、
人の繋がりの温かさを感じさせてくれる空間でした。

午後には、なんと岐阜から
ブログ友達でご自分は
「写真愛好家」と称されるMさんがお越しになり、
書展終了後はビールで乾杯
そんな遠くからお客様がお越しくださるなんて、
沙於里さんの人徳ですね



会期中につき、
本日は、今回のテーマである「祈りのかたち」の
DMに載っていた作品のみご紹介し、
それ以外は後日に。

入口を入って正面と右側の壁は、
沙於里さんの決意や覚悟を感じさせてくれる抽象作品。



左側は、ほっとさせられる言葉や写経、
少字数の漢字作品が、
統一された白い浮かし額に展示され、
とてもモダンです



相模原駅ホームや会場周辺には、紫陽花の花が咲き乱れ、
皆様のお越しをお待ちしています。

21日[日)まで。ただし、15日・16日は休廊です。




できた!!!

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8月2日から開催される第55回現日書展の作品が出来上がりました

この書展は、私が所属する「現日会」の最大イベントなのですが、
例年数名が全紙縦2枚継(270cm)、横10枚幅(700cm)の特別枠作品を出品します。

今年、私がその枠をいただき、
昨年の10月から、制作を続けてきました。

この作品に関する詳しい説明は、また後日させていただきたいと思いますが、
完成までに、紆余曲折、艱難辛苦、悪戦苦闘
(四字熟語は他にもありそうだけど、出てこない)
いろいろ・・・
いろいろ・・・
そして、やっと出来上がりました。

それを今、お見せしてしまう訳にはいかないのですが、
↑上の写真は、ほんの一部分です。
あえて、ピンぽけ。


5月と一昨日の2回の研修会に参加し、
現日会幹部の先生方に作品を見ていただき、
なんとか・・・
なんとか・・・



一昨日の研修会の様子です。(前に掲げられている作品は、私の作品ではないですが)



沢山書かなければ、できあがらない私は、
時間と、労力と、体力と、財力(?)と・・・
費やすものは多いのですが、

その分、達成感や満足感は、
人一倍でしょう。


製作中は、「書けない」と言っては、やけ酒
「頑張って書いた」と言っては、ご褒美酒
今回は「できた」と言って、「祝杯」を。

最高に美味しいビールでした


でも、出来上がった作品を見ると、
あ~すれば
こ~すればと
まだまだ力の足りなさを感じます。

祝杯なんかあげている場合じゃないのにね~




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