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楽しかった絵手紙講習会

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本日、「未年の年賀状 絵手紙講習会」を実施。

麗川会会員の方をはじめ、会員外の方々、
午前・午後合わせて24名がご参加くださいました。

そのうち初参加の方が5名でしたが、
みなさん和気あいあい。
ご高齢のお母様とともに参加してくださる方がいらして、
アットホームな雰囲気で、嬉しくなりました。

↑上の写真は、沙於里先生のお手本です。

その他にも、たくさんのお手本をご用意くださり、
今回沙於里先生の講習会は、
本日のみということで、
そのお手本をご紹介します。












はじめ30分間、その書き方を実際に見せていただきます。







その後、参加者が好きなお手本を選んで、
トライします。

毎回参加してくださっている
麗川会のメンバーは慣れてきて、
先生のように「ベンベン」とか
「ひゃ~」とか
掛け声が聞こえてくるような
書きぶりです。




こんなすてきな年賀状が、
出来上がりました。








2時間の講習会ですが、
一生懸命書いていると、
あっという間で、
「残り15分です」と声をかけると、
「えっ! もう時間?」と。


「楽しかった」
と、何よりの感想をいただきました。




師走に・・・

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年を取ると一年が同じ365日でも、だんだん短く感じる。
この間、お正月だったのに、もう12月。。。

こんなふうにして、一年一年通り過ぎていくと、
シワクチャのおばあさんになるのも、
すぐそこなのだと、焦ります

師走というのは、先生が走るとよく言われるが、
本当は各家にお経を唱えて回るお坊さんが走っているという意味だそうです
そういえば、子供の頃、お坊さんが年末よく家に来ていた。

12月を「師走」というのは、
その他に諸説あるようですが、
「為す事が終わる 」
「為果つ月(しはつつき)」
1年の終わりの物事をなし終えるという意味があります。

私の師走は、
納戸の片付け、外回り、
台所とお風呂場と・・・
頑張ってピカピカに掃除しよう。

と、いつも思っているけれど。。。

毎年、大掃除は中途半端で、
年が明けてからゆっくりやろう、
なんて、開き直ってしまいます。


為し終えることは、いつもなく、
為さずじまい

「為果つ月(しはつつき)」ではなく
「為無い月(しないつき)」


今年こそ心を入れ替えて、
絶対にやるぞと思いつつ、

う~ウ やっぱり無理かな

今月中に、作品4点仕上げなければならないし






喪中はがき

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「行」



今週から横浜でも急に寒くなり、
色鮮やかだった木々の葉も
散りました。

12月は、全速力で走り過ぎて行くように
感じます。


今年はこの時期、
喪中はがきを送らなければと
宛名書きに追われています。

もたもたしている私なので、
急がなければ、皆さんが年賀状を書き始める時期になってしまいます

はがきの印刷に当たり、
気になったのは、喪中の文面。


「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」と
「喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます」というのがあるが、

失礼とご遠慮との違いは・・・?

「ご遠慮」は当然相手と相互に挨拶し合うべきなのに、
それを丁寧に辞退しているようで、同等の立場かと。

また、「失礼」は、本来相手にご挨拶しなければならないが、
それを無作法ながら、できないという謙ったお詫びに
感じました。

これは、あくまでも私流の捉え方ですが・・・

我が家では、後者の文面を使用。


一年前は、まだ元気だった母を思いながら、
母の知人・友人にも宛名を書いています。





栗原正峰PV(seihou kurihara promotion movie)

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現日会の友人の栗原正峰氏が
ご自分の動画をYouTubeにアップされました。

彼は、現日会でも異色の芸術家です。

センス抜群。
書道をこよなく愛する
若手の実力者です。

彼のブログはこちら「日々是、書三昧」


ご自分で「イケメン」と称されていますが、
果たして・・・
皆さんでご判断ください



栗原正峰PV(seihou kurihara promotion movie)

I'll write a New Year's card by calligraphy.

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久々の更新となりました。

先週は、学校行事や県の高校書道展の影響で、朝5時起き、
7時に出かけるといった日々が続き、
少々疲れ気味。

今週は落ち着いたのですが、
その疲れを癒すのに、ボーとしています。

その先週、学校にオーストラリアから交換留学生がやってきて、
私の受け持つ授業に参加するというので、
アタフタ、アタフタ。

I can't speak English. なもので・・・

仕方なく、通常のクラスの生徒の中に座席を分散してもらい、
日本人がオーストラリアの生徒に書を教えるという
交流会にしちゃいました。

日本の文化を外国の方に知っていただくことは、
とても良いことなのですが、
言葉の壁が・・・



その時間の授業テーマは、
「筆で年賀状を書く」

ただ、
Write a kind of word which celebrates a new year by a brush.
(賀詞を一種類だけ筆で書く)
だけでは寂しいので、

先日「書TEN」の「筆以外のもので書く」で沙於里先生に教えていただいた、
プチプチやダンボールやペットボトルのキャップなどの、
I use a disused article and design by paint.(普段捨ててしまうものを利用して)

We decorated a postcard.(はがきを装飾しました)

授業のsampleとして、私が書いたものです。








最近は、パソコンやプリンターの普及で、手書きで年賀状を書かれる方が減りました。
また、年賀状をわざわざ出さなくても、
メールをすればよいという考え方の若者が多くなっています。

「あけおめ」なんていう言葉で、賀詞を表す・・・

Japanese people send a New Year's card, and there is a custom which does a greeting of a new year.
(日本には、古くから年賀状で新年のご挨拶をするという風習があります。)

そのすてきな伝統を失わないように、若者に伝えなければなりません。


Please think of a partner importantly and write a New Year's card by the handwritten character.
(日本ばかりでなく、外国の方でも、手紙を出すときは、相手を大切に思って心を込めて
手書きで文字を書いてもらいたいと願います。)

なんて、
授業のプリントに書き込んだり、
ちょっとだけ単語を並べて、
意思疎通を果たした
私の英語です。

事前にちょっとだけ勉強したんですけど・・・
多分どこか、おかしいと思います




風信雲書

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クリスマスのイルミネーションが街のあちらこちらを飾り、
華やいだ景色に心沸き立ちます。
例年以上に寒い12月。
雪國には、厳しい寒波がおしよせ、
少しでも被害が少なくとお祈りしています。

ご紹介が遅くなりましたが、麗川会の教室で、
10月の課題として、「風信帖」の冒頭を書きました。

風信帖は、空海の書の最高傑作で、
空海が最澄に宛てた尺牘3通の総称です。
風信帖(1通目)、忽披帖(2通目)、忽恵帖(3通目)の3通を1巻にまとめたもので、
その1通目の書き出しの句に因んで「風信帖」という名前があります。

風信雲書、(自天翔臨)・・・風の(ような)便り、(たなびく)雲の様な美しい筆跡が天より舞い降りた
そんな素敵な書き出し、空海のロマンが伝わります。

ボリュームのあるふくよかな温かみのある線質、
潤渇の変化が巧みで、
文字は右へ傾き踏ん張っています。
行書と草書が混じり、線の繋がりは勿論、
気脈を繋げて書く事が大きなポイントです。



その秀作をご紹介します。

貞翠さんの作品です。
生き生きとした筆勢から、自信に満ちた伸びやかな筆の動きが観てとれます。
以前、書展に風信帖を出品した経験も生きていますが、
当時よりも一段と進歩が見えます。



紫陽さんの作品です。
紙面に対する文字の大きさと配置がよく、さすが熟練者。
滲みの強い紙を使い、空海の重厚な線を存分に表現していると思います。



千鳳さんの作品です。
落ち着きのある作品。一筆一筆堅実で筆法が確実。
かと言って固まらず、明るさを兼ね備えている。
最後の「書」を小さくし、作品への心憎い配慮がみえます。
内なる力をまだまだ蓄えている作品です。


この「風信帖」は、あまりにも有名な作品で、書を学ぶものならば誰もが書かなげればならないものです。
でも、改めて書いてみると、やっぱり難しいと実感しました

麗川会の1月のお稽古予定

上大岡教室   1/10(土)  1/17(土)  1/31(土)
杉田教室    1/11(日)  1/17(土)  1/25(日)  1/31(土)
阪東橋教室   1/15(木)  1/29(木)
杉田(夜間)教室 1/19(月)  1/26(月)







冬至

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12月にしては、寒すぎる。
例年年明けから着込むダウンコートが
今年は早くも大活躍です。

今日は冬至。
日の暮れるのが早すぎるので、
一目散に買い物に出かけ

かぼちゃとゆずと・・・

今晩のおかずは
牡蠣鍋に柚と大根おろしを薬味に添えて、
それとかぼちゃの煮物

12月初旬、食あたりを起こして、
それ以来、胃腸(イチョウ)の調子がよろしくなく、
今年はお誘いいただく忘年会も
遠慮させていただいている。

私が飲み会のお誘いを断るなんて・・・
そんなことは、珍しい。
やっぱり、年のせいかしら・・・

でも、昨日のバースディは、
夜中に酎ハイ片手に
一人パーティー。

イチョウといえば
数日前、歩道の落ち葉を
近所の皆さんがせっせと掃除をされていた。

我が家の玄関前のふきだまりに
たまっている落ち葉も、
赤茶けてきた。



早く掃除をしなければ・・・

今月末締切の作品は、まだできていないけれど、
ちょっと一休みして、
明日から大掃除
頑張るぞ






かりそめ

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クリスマスで
街の中は賑やかです

その賑やかさが、庶民のささやかな喜びのように感じられ、
虚しく響くのは、私の卑屈さからでしょうか


大切な人にすてきな夢や幸せをもたらしますように。

病に苦しむ人が癒えますように。

寂しい人には喜びが訪れますように



私はここ数日、納戸の片付けに精を出しています。
おかげて筋肉痛

納戸の中には、額と作品のまくり(額からはがした作品)があふれ、
収容量を超えていました。

これまでに書いた作品を捨てるのは、
命が削られるようで、
思い切りが必要なのですが、

30点~40点この度捨てました。

でも、半分以上は捨てきれず、
やはり元のとおり納戸に収容のものもあれば、
もしかして麗川会の教室の皆さんの参考にならないかしらと、
お稽古場で皆さんに差し上げようかと思います。

でも、昔書いた作品なので、
駄作ばかりですが・・・
麗川会の皆さんが、貰っていただけると幸いです。

年明けのお稽古場に、少しずつ運びます。




これは、額に入った作品ですが、
かなり前の作品です。
「ゆめか うつつか まぼろしか この世のことは かりそめぞ」


「かりそめ」
私たちの日常、私たちの生活、私たちの存在は、
宇宙全体の天文学的な時間の流れからは、
ほんの微々たるもので、
ほんの一時的なもの、「かりそめ」過ぎません。
幸せであろうが、不幸であろうが、
そんなことは虚しく、些細なことなのかもしれません。

でも、一度きりの短い人生です。
幸せになる、なれる努力をしていきたいと思います。
人生、諦めないで
全ての人に希望をもってもらいたいと
願っています。

全ての人に
メリークリスマス










年明けの書展情報

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今年も残り3日となりました。

私は家の中の大掃除に明け暮れていますが、
普段のホッポラカシが祟って、
いくらやっても終わりません。

懐かしい写真が出てくると、見入ってしまったり、
古い手紙や書類がが出てくると、目を通していたり、
ちっとも前へ進みません。

まだまだやらなければならないことは沢山あるのですが、
明日は、一時中断(?)して、
作品制作とお正月の看板書き。

明後日は、買い物。
大晦日は、お料理。

結局、今年の大掃除も中途半端に終わりそうです。
反省。。。


さて、年明け早々の書展のご紹介を致します。

まず
1月2日(金)~8日(木)
東京松坂屋上野店(御徒町駅すぐ)で
お馴染みの「現代書道二十人展」
日本を代表する先生方の書展です。


1月4日(日)~16日(金) 4日は午後1時から 1月5日は休館
東京都美術館企画展
「TOKYO書2015 公募団体の今」
第1回展は私が出品させていただきましたが
今年で3回目。
今回は現日会から清風さんと鵬舟さんが出品されます。
1月10日にはアーティストトークもあり、詳しくは後日ご紹介します。


1月5日(月)~11日(日)
東京銀座の和光6階ホールとセントラルミュージアムにて
「現代書 新春展」
毎日書道会主催の書展です。
和光ホールは毎年伺っていて、
自分の作品作りの参考にさせていただいています。


1月7日(水)~19日(月)
六本木 新国立美術館では
「独立書展」
毎年、見ごたえのある大作が楽しみです。


横浜では、
1月8日(木)~13日(火)
桜木町ゴールデンセンターの
3階ゴールデンギャラリーと6階ギャラリーぴおにて
「第50回記念 群象書人展」
知人が出品されているので、見に行こうと思っています。




新年早々に書展をされるのは、さぞかし大変では・・・と、思いますが、
観る側は、お年玉をいただいた気分。


年明けてから、大掃除を再開しようと思いますが、
1月もやっぱりダメそうですね。



立ち止まらずに

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「岐路」

あと数時間で今年も終わります。
この一年は、足早に通り過ぎました。
それが実感で、これと言った成果も得られず、
一年何をしていたのだろうと反省ばかりです

でも、一年が怪我なく病気なく、
つつがなく過ごすことができ、
これ以上のことはありません

このブログをご覧の皆様や、
私の周囲の皆様に、
一年間お世話になり、
御礼申し上げます

皆様の
励ましや、
ご理解や、
労わりがあったからこそ、
私が私でいられるのだと
只々感謝です。

今後共宜しくお願いいたします。

来年も皆様にとって佳い年でありますように、
お祈りします。



私にとって来年は、
とても重要な年になりそうです。
決意新たに、頑張ります。

まだまだ立ち止まってはいられません。
一生懸命に走り続けます



本日大晦日は、例年と同様におせち作りに明け暮れ、
やっと今終わって、紅白を見ています。

明日は京都の主人の実家へ行ってきます。
おせち料理をタッパに詰め込んで、
おじいちゃん、おばあちゃんとおしゃべりをしてきます。
でも、雪模様・・・
新幹線が止まらなければよいのだけれど。

新しい年を迎えて

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皆様、新しい年を
お健やかにお迎えでしょうか?

私の元旦は、京都の実家の新年会で、
楽しく迎えました。
我が家の家族と主人の両親と弟達、弟の家族と、
十人がお正月の食卓を囲みました。

大晦日に作ったおせち料理も、そのお膳に並べ、
おじいちゃんが、「美味しい、美味しい」とたくさん食べてくださり、
胸をなでおろしました。

午後からは、京都でも珍しい大雪で、
見る見るうちに降り積もり、
夜にはこんな感じ↓

これは実家の近所の教会です。

本日は雪もあがって、教会の大屋根の横には、雪だるま。
その雪だるまは、ディズニー映画のベイマックス。
おちゃめです。


今年も無事で健康で
笑顔いっぱいの一年でありますように。

皆様のご多幸をお祈り致します。






TOKYO書2015 公募団体の今

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お正月3日間が過ぎ、
毎年のことですが、
箱根駅伝に一喜一憂し、
朝8時からテレビに釘付けです

タスキをつなぐことに一生懸命な若人の姿
清々しい思いで拝見しました。

逆に昨日、京都から帰路、新幹線の車中、
Uターンで自由席は混雑し、立っている人が多かったのですが、
大きなトランクを置き、スマホでゲームに興じている青年が、
通路を塞いでいました。

誰かが彼の横を通りたいと申し出る度に、
「こんな狭いところを通るな 邪魔だ しばくぞ」と
車内中に聞こえる凄い剣幕で怒り、
先にあるトイレに行こうとする乗客を通せんぼ。

周りの人々は、トイレに行くのを我慢をしている状態で・・・

彼は名古屋で降りたのですが、
その彼も狭い通路に立っている人々を
押しのけながら、名古屋駅で降りて行きました。

そんな彼の横顔に、
現代の若者の悲しさを見ました。
ゲーム以外に、彼は何か熱中できるものがあるのだろうか?
何も持たないからこそ、自信がなく、
自分勝手で公共のマナーに反する行動をするのだろうと。

さて、明日から始まる
「TOKYO書2015 公募団体の今」のご紹介です。



東京都美術館を利用する
18の書道団体の中堅若手の代表者による書展が、
平成27年1月4日(日)~16日(金) 9:30~17:30 
(4日は13:00より 5日(月)は休館)
東京都美術館 ロビー階 第1・第2展示室にて開催されます。

現日会より別井清風氏・鈴木鵬舟氏の2名が代表として出品し、
それぞれ7~10mの壁面に作品を発表します。
(若手といっても、彼らは40代、50代ですが・・・
それでも、書道界では若手です)

皆様には、是非ご高覧いただけますよう、ご案内します。


なお、以下の通り出品作家によるアーティストトークにて、
現日会代表の鈴木鵬舟氏が
制作経緯や技法・書への思いなどを作品の前で語ります。
是非ご傾聴いただけますようお願いいたします

TOKYO 書2015 公募団体の今
アーティストトーク
1月10日(土) 15時40分から
鈴木鵬舟氏の作品の前にて

今回のポスターや作品集の表紙のデザインは、
鈴木氏の作品「風神」が採用されています。

鈴木氏は、門下の後輩であり、職場の同僚で
私の弟のような存在です。
従って私も宣伝に力を入れています。

若者の力が、
未来を照らす明るい光となって欲しいと
願います





TOKYO書2015 公募団体の今 その2

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本日より、「TOKYO書2015 公募団体の今」OPENです

都美術館の正門には、
鈴木鵬舟氏の作品をバックに
大きなポスターが飾られています。

残念ながら、明日(1/5)は、休館日ですが、
それ以外の日は、16日(金)まで、
ご覧頂けます。

今日は、皆さんと一緒だったので、
ざっと拝見してきたのですが、
目を引く作品がたくさんありました

その中でも、
私が大ファンのA先生の作品が・・・
感動でした。

勿論、現日会のお二人の作品も、
見ごたえがあります。

地下3階のギャラリーBでは、
同時開催の展覧会
「彩られた紙と現代の書」という、
日本の大家の先生方の書展が行われ、
その格調の高さにウットリ。

また、10日にギャラリートークを伺いに出かけるので、
その節は、ゆっくりと一点一点鑑賞させていただきます。


お時間がありましたら、
皆様是非ご覧ください

風邪ひきました。

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4日の晩から、熱っぽく、
苦しい咳に襲われ、
それでも5日の現日事務所でのお仕事は参加したのですが、
朦朧としてきたので、お昼過ぎに早退

やっとの思いで帰宅して、そこからず~と自分でもよく寝れると思うくらい、
ひっきりなしの睡魔にとりつかれ
今日昼頃、やっとすっきり目覚めることができました。

3日間ぐらい、あまり食事を取っていないので、
少し顔がしまったような・・・

暮れは、大掃除(あまり成果はなかったけれど)に、おせち料理作り、
年明けは、京都行きに上野へと、ちょっとハードな生活だったかもしれません。
その疲れが出たのでしょう。でもこれくらいでバテるなんて、
やっぱり年ですね


そんなこんなで、私のお正月の書展めぐりスケジュールは、番狂わせもよいところで、
まだ必要以上には出かけずに、家でじ~としております。

そうそう、暮れには例年書かせていただいている、
京急久里浜駅前の結城製菓のお店のお品書き。

お品書き3種







ご依頼いただいたお品書きを届けに行くと、
毎年奥様が、お店で売っている、
それは美味しい「のし餅」をくださり、
それを自宅に持ち帰り、柔らかいうちに主人に切ってもらいました。
今年はその1/3を冷凍保存。解凍するとまだ、柔らかいだろうな。

風邪が治ったら、いただくとしましょう
折角痩せた気がしているのに、またリバウンドかぁ。。。

第50回記念 群象書人展

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上野松坂屋の現代書道二十人展、銀座の現代の書 新春展と、
六本木の独立書展と見て歩こうと思っていたのですが、
風邪が思いのほか良くならず、結局断念

でも、お蔭さまで、昨日までの節々の痛みも和らぎ、
気だるさも動いてしまえば、忘れられるので、
桜木町のお稽古へ出かけ、
「第50回記念 群象書人展」を拝見してまいりました。



本日が初日とあって、会場には大勢のお客様がいらして、
会長の堀 天鶴先生や幹部の林 幽峰先生は、
お忙しそうでしたが、
それにもかかわらず、ご丁寧に接待をいただき、
恐縮です

もともとは、現日会の草創に参加されていた
故 堀 愛泉先生が発足された群象書人団ですが、
御子息の天鶴先生に代が替わられて、
益々発展を遂げられています。

今回は50回という節目の年を迎えられ、
桜木町ゴールデンギャラリー、ギャラリー守玄斎、ギャラリーぴお、
3会場に多数の作品を展示されていました。

ゴールデンセンター6階のギャラリーぴおに飾られた
3名の先生方の作品をご紹介します。




堀 天鶴先生「従吾好所」

「吾が好む所に従わん」論語からの出典です。
正当な方法で金銭を得ることができれば良いが、
正しいことをしてもお金を獲得することができなければ、
お金のために仕事をするのではなく、
自分の好きなことをしたほうが良いという孔子の教えです。

天鶴先生を慕うお弟子さんが多い所以は、
この作品からみえる実直さにあるのだろうと感じます。
最近は、奇想天外、個性だ、独自性だとハチャメチャな書作の多い中、
古典に根付いた純粋さが、「本来の書の魅力」だということを再認識しました。




林 幽峰先生 「烏黒鷺白」

黒い鳥の代表のカラスと、白い鳥の代表のサギを対比させ、
「黒白」という意味や、「黒い石・白い石」の意から囲碁のことをいうようです。
墨の発色がよく、その豊潤な奥深い線が魅力だと思います。

林先生は、現日会の大先輩で
私の家と先生の家がご近所のこともあり、
何かとお世話になっております。





高橋蒼玄先生 「花」

同じく現日会の大先輩です。
迫力のある筆法で、一際目をひく作品です。
自由で何者にも囚われないといった方ですが、
その内に秘めたエネルギーの爆発を見た思いがしました

第50回 群象書人展は、13日(火)16:00まで





TOKYO書2015 公募団体の今 その3

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昨日、今日、明日と、東京都美術館の公募団体の今の会場では、
出品者によるアーティストトークが行われています。

昨日は、現日会代表の鈴木鵬舟氏のトークが行われ、
たくさんの方にご傾聴をいただきました。



前の方には座っていただき、それでも何重もの人だかり。





現日会の方々、同じ門下の方々、同じ職場の方々、
神奈川県高等学校書道部会の先生方、
教え子達、鈴木家のご家族、ご親族の皆様、
本当に多くの方に囲まれて、
彼にとっては、幸せな瞬間であったことと
思います。

私も午後から師匠と門下の皆さんと
待ち合わせをして、
出かけました。

トークの内容は、
現日会の紹介や、
作品の題材を選んだ経緯、
作品の用具用材、
制作途中のエピソードなどなど、
間髪を入れずに
話を次々と展開させます。

私は、彼の保護者のような気分で、
寒い中を来てくださった多くの知り合いの方々に
「おでかけいただき、有難うございました」
と、お礼の言葉とお辞儀を繰り返していました。

お出かけくださった皆様
本当に有難うございました

(また、デジカメのバッテリーが抜けていたので、
写真は、YOZ先生に提供いただきました。)


TOKYO書2015 刺激をいただいて

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一週間、更新をお休みしていました。

気が付けば、TOKYO書2015も終了していて、
行きたかったのですが、行きそびれてしまいました・・・とのお声も多く聞かれましたので、
作品のご紹介です。

現日会代表の別井清風氏の作品2点


「不断」
この作品は、一昨年私が同書展に出品した「燃」と同じ筆で書いたものです。
同じ筆を使っても、作者が違うとかなり違いますね。


私は、別井さんの多字数作品が大好きです。

鈴木鵬舟氏の作品


ポスターや作品集の表紙に採用された「風神」です。

もう一点は、


「人生渡るにゃ 豆腐のように まめで四角で柔らかく」
中学校の恩師の言葉を題材とされたとのことです。

その、鈴木氏が一昨日までで終了した、「横須賀書作家協会展」に作品を発表されていました。


「行雲」



「初心忘るべからず」

横須賀の有名な先生方の書展ですが、一際彼の作品が光っているように感じました。


そんな作品を拝見し、刺激をいただいて、
「私も頑張らなければ」と
締切が迫っている現日春季書展の作品制作を。

今年は、どういうわけだか 仮名作品。





金粉が散りばめられた加工紙は、
一枚1400円もして、それを5枚書いてみた。

後のスケジュールがいっぱいで、早く仕上げなければと
練習もそこそこに、清書用紙に書いたら、
やっぱり失敗。

不甲斐ない思いで押しつぶされそうですが、
でも、これで仕方ない。


誰かの作品を見て、刺激をいただき、
そのまま自分の応援につなけれていくのだけれど、
なかなか成果が出せず、
凹んでいる私です。













二松学舎大学 卒業書作展

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寒く冷たかった昨日の雨に比べ、
今日はカラリと晴れ
気持ちのよい一日でした。

卒業生のMさんが書道を勉強したいと、
4年前に二松学舎大学へ進学し、
今年は卒業の年。

その卒業書作展にお邪魔してきました



都営浅草線の日本橋から、
東西線に乗り換えて、
九段下へ。

九段下の駅近くは、
武道館に靖国神社と
格調の高い建物が並び、
その先にある二松学舎大学は、
近代的で明るい雰囲気のキャンパスです。




(右奥の屋根に丸いものがついているのが武道館です)



書展受付で応対してくださった学生さんが、
とても礼儀正しく、きちんとスーツを着て、好印象。
初対面なのに、ついついおしゃべりを。。。

Mさん本人にも会うことができ、
「一生懸命書いたのね」と
四年間の努力を賞賛。
高校時代から、コツコツと地道に筆をもっていた彼女だからこそ、
大学の厳しさにもついていけたのだろうと思います。


臨 王文治 過黄州懐蘇東坡

王文治は、中国清代中期の書家です。
王羲之,趙子昂の書を学び、その書は、清雅,典麗な風格を有し、
劉墉,梁同書らとともに清代帖学派の大家と仰がれています。

Mさんの作品も清楚で穏やか、行の中心が揃い、
確かな筆致で言うことありません。

繰り返しの臨書という土台作りによって、
新たな自分の表現が発見できる。

いかに臨書が大切かを学生さんたちの作品を拝見して、
改めて痛切に感じます。

それにしても、大学の校内でこんなすてきな書展ができるなんて、
見てくださる方も多く、幸せなことです。

若人諸君 ファイトです。
これからもどんどん良い作品を書いてください。

ついつい遥か昔の自分の学生時代と重ね合わせ、
自分の卒業制作展を思い起こしておりました。










お休みしてすみません

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前回の更新から、かなり月日が経ってしまいました。

ブログをお休みして、すみません。

あれやこれや、いろいろな事が起こり、
気持ちに余裕がありませんでした。

今は、余裕ができたかというと、
そうではないのですが、
お休みしている期間も、
このブログを訪れてくださる方も多く、
只々感謝です

生きていく上で
様々なことが起こります。
自分の身に災いが訪れることもありますが、
一つ一つが人生経験と思って
対処していきたいと思います。

さて、ご紹介が遅くなってしまいましたが、
私が大ファンのCACA現代アート書作家協会の
臨書展が一昨日から始まっています.



15日まで、表参道A3出口すぐの
アートスペースリビーナにて。

昨年は拝見したのですが、
研究十分な臨書作品ばかりでした。

明日、明後日は、
岡本先生の古典解説と臨書実演が2時30分からあります。



私は、伺いたいのですが、
やはり余裕がなく
今年は失礼させていただきます。

皆様は、是非是非。。。

麗川会課題 俳句を書く

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立春を過ぎたというのに、
まだまだ寒さは厳しく、
北国の雪は深いようです。

春の訪れが待たれます。

このところ、ブログの更新をさぼっていたので、
ご紹介が遅くなってしまったのですが、
11月に麗川会の皆さんで書いた
俳句作品をご覧ください

人待つや木葉(このは)かた寄る風の道(山口素堂句)


S木さんの作品です。
味のある作品です。字形の意外性が光り、とくに2行目3行目がよいと思います。



K澤さんの作品です。
気取りなく、ほのぼのとした心情を感じます。余白が生き、文字の太細のバランス絶妙です。



K野さんの作品です。
細かい文字群の作品に比べて「風の道」のインパクトの強さが目が惹きます。それでいて穏やかなご自身が表れています。


さらさらと竹に音あり夜の雪(正岡子規句)


H戸さんの作品です。
仮名を基調とし、行の傾き、流れが素晴らしい。かなり書き込まれています。




M本さんの作品です。
冒頭の元気の良さに対し、最後の「夜の雪」で俳句の余韻を残すねらいとなっています。努力作。


落葉掃けばころころ木の実(尾崎放哉句)


紙面一杯に書く事をねらいとして、「木」の起筆を外に出すことで、より広がりを見せています。
淡墨が目を引きます。




麗川会は、古典の臨書の他に、
少しずつ創作の勉強も進めています。
「手本がないと難しい」との
声が多いのですが、
手本に頼っていては、
自分の書を作り出すことができません。
始めから上手くいかなくても、
今まで培った書の基盤をもとに
一歩ずつ前へ進めればよいと思います





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