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Channel: 忘己利他
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第30回書展 グループ墨花 作品②

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グループ墨花が終了し、数日が経ちました。
少し疲れが出たのか、何もやる気が起こらず、
寝てばかりいたのですが、やっと今日あたりから復活しました。




「在」45×35㎝
「人間、一度しか死ぬことはできない。命は神さまからの借りものだ シェークスピアのことば」

先月、大切な友人が亡くなり、
命の大切さを思い知りました。
今、自分の命が在ることに感謝です。

第30回書展 グループ墨花 作品➂

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第30回書展 グループ墨花の作品をボツボツと御覧いただいています。
お付き合いいただければ、幸いです。

今回の書展のテーマは「刹那」
刹那とは「今、この時」という意味を持つ言葉です。
刹那主義という言葉がありますが、
これは「目の前にある現実を、感覚で充実させて生きる」という意味です。



そんな短い時間ということから、テーマに沿って「一閃」と書きました。
ぴかっと目を射るように瞬間的に強く光る、という意だそうです。
短い人生、一瞬一瞬を大切にしなければと思いつつ、自分のできることは限られています。
ただ、時折でもよいから、ピカッと輝ける自分でありたいと。。。。

第30回書展 グループ墨花④

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一昨日コロナワクチンの4回目を接種。
3回ともモデルナで発熱したので、
今回はファイザー。
でも、やっぱり発熱しました。
倦怠感半端ないです。

グループ墨花の作品、4点目。
A4サイズの箱型の額に浮かしで入れてみました。
一番小さいですが、
一番お客様に人気があった作品です。



「無事」本紙は半紙1/4

第30回書展グループ墨花 作品⑤

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会(會)者定離
めぐり逢った人とは必ず別れなければならないという意。

「会者定離 ありとはかねて 聞きしかど
      昨日今日とは 思わざりけり 」
35歳で流刑になった親鸞聖人が、
恩師、法然上人との痛恨の別れを惜しんで詠んだ歌です。

大切な人とはいつまでも一緒にいたいですが、
この世は無常ですから、必ず別れがあります。
生きていれば再会のチャンスもありますが、
全ての人に平等に与えられた未来は死です。
大切な人との別れが必ずあることを、
覚悟しなければなりません。

しかし「昨日今日とは思わざりけり」と親鸞が歌われたように、
その時がすぐにやってくるとは・・・
私も思いませんでした。

この作品は、大切な方を失った方々に、ご覧いただきたいと思います。

第30回書展 グループ墨花 作品⑥

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「伝 橘逸勢筆 三十帖冊子」

第30回書展 グループ墨花の作品紹介に
お付き合いいただき、有難うございます。
今回7点を出品し、本日は6番目の作品です。

グループ墨花は、例年出品作の中に一点臨書を入れるというルールがあります。
私たちが書道を学ぶ上で、最も基盤となっているのが臨書であり、
その礎の上に創作作品があると考えるからです。

今回私の臨書は、「伝 橘逸勢筆 三十帖冊子」です。
もともと三十帖冊子は、空海の作品として知られています。
空海が遣唐使として唐に渡った時、日本へ持ち帰りたいと経文を写していたが、
帰国が間近になると時間的に押し迫り、周りのお坊さんを集めて書写させた経典といわれています。
ですから、膨大な量のため全てを空海が書いたわけではなく、
同じ遣唐使として同行していた橘逸勢も空海を助けてこの一部を書いたのであろうと、
昭和になって比田井天来先生が判断したそうです。

三筆の一人の橘逸勢は、「伊都内親王願文」が有名な代表作ですが、
これも橘逸勢か定かではありません。
書体が違うので一概には言えませんが、
その強い筆力とおおらかさ、躍動感は似ているところがあります。

冒頭は小さめな文字で丁寧に書いていますが、


後半部分になるとだんだん大きくなってスケールの大きい豪快な書風へと変わっていきます。
調子よく楽しんで書いていたのでしょう。


比田井天来先生は「豪放不羈」な書であると評していますが、
果たして私にそれが臨書できたでしようか?






第30回書展 グループ墨花 作品⑦

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「現世Ⅱ」

お付き合いいただきました、グループ墨花の作品紹介は、
今回で終了です。

8月の始めに開催した現日書展で出品した「現世」と同様のテーマで、
サイズを変えて書いてみました。
その時に説明をしたのですが、
ご覧いただかなかった方のためにもう一度。

可読性を考えずに般若心経を書きました。
般若心経というのは、
読む人、唱える人の心の在りようによって、
解釈が様々です。
この作品を見ていただく方が、
どんな現世を感じてくださるでしようか?


戦争で傷つく人がいて、感染症に苦しめられ、
地球環境の悪化で災害に遭う人々、
身近でも様々な争いごとが起こり、偏見や差別がある。
心が暗くなる出来事がたくさんある世の中ですが・・・。
暗い中にある所々白いところに眼を向けてください。
そこから明るい希望を感じていただけたら、嬉しいです。

楽しいことから

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金文「楽」

台風に脅かされた連休、
今日はやっと晴れたので、何かをやらなければと思うけど、
身体が重くて、やる気にならない。

あれも これも
沢山やることが
たまっているのになあ~

楽しいことから始めれば、
前へ進めるのでしょうか

今年も残り3か月

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「福」

例年になく、日中は夏の暑さのような10月。
でも、朝晩は涼しい風が吹き、
日が短くなって5時半ごろには、すっかり暮れてしまうので、
深まる秋が感じられるようになりました。

今年も残り3か月。
あっという間です。

スケジュール帳は、12月までたくさんの書き込みがありますが、
貴重な休みの日は、充実した時間を過ごしたいと思います。

家の中の大掃除、
作品の整理、
友達との親睦会、
ご近所のボランティア

そう意気込んでいても、暮れになると、
できなかったことばかりで、
落ち込むのが、いつものパターン。

「今年こそは」と、毎年思うのですが・・・
そうやって、過ごしている日常があることが、
幸せなのでしよう。



「福」の作品、先日作成したもの。
グラデーションのマットが気に入っています。


清水比庵の展覧会

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「今 良寛」と言われた清水比庵の展覧会を拝見してきました。
比庵のお孫さんが横浜市栄区の庄戸に住んでいらっしゃることから、今回近くでの開催ということで、是非にと伺いました。
比庵の作品を伝える「比庵佳境の会」のHPより展覧会のお知らせをコピーします。
明日はお天気が悪いようですが、お時間がありましたら、お出かけください。

◆比庵展のお知らせ
令和4年11月22日と23日の二日間、横浜市栄区庄戸にて比庵佳境の会主催 比庵展を開催いたします。皆様是非お越しください。
日時:令和4年11月
   22日(火)13:00~17:00
   23日(水)10:00~17:00
場所:横浜市栄区庄戸4-14-2
   庄戸会館
●東京、横浜方面より電車でお越しの方は、JR港南台駅より以下のバスをご利用ください。
・港南台駅バス2番乗り場発 [港55]庄戸循環港南台駅行 → バス停「庄戸」にて下車後、会場まで徒歩約2分
●横須賀方面より電車でお越しの方は、京急線 金沢八景駅より以下のバスをご利用ください。
・金沢八景駅バス3A番乗り場発 [金24]上郷ネオポリス行 → バス停「庄戸」にて下車後、会場まで徒歩約2分

本日、展示の中から、私のお気に入りの作品です。












今日もいい日になる

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今年も残り少なくなりました。

早い時期から始めようと意気込んでいた大掃除も、
やはり意気込みだけに終わり、
まだ手付かずです。

25日に仕事納めなので、
それから、それからと
またのんびりしていて
結局「まあいいかあ」になりそうです。

書道教室では、恒例のカレンダー作り。
既製のカレンダー色紙ですが、
メンバーそれぞれの思いが込もった
作品を貼りました。

写真は、私のカレンダーです。



「今日もいい日になる」

教室のメンバーには、
交通事故で怪我をされた方や、
大切な方を亡くされた方、
重い病気に苦しんでいる方が
おられます。

それらの苦難を乗り越えて、
強く生きようとされているお姿に
私は励まされています。

来年は戦争が終わり、
感染病に打ち勝ち、
多くの幸せと喜びに満ちた
いい日がきますように

お陰様で10年です。

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皆様、素敵なクリスマスをお過ごしでしょうか?



このブログは、友人二人の影響を受け、
私も何かを発信しなければと思い、
2012年のクリスマスにスタートしました。

お陰様で10年の月日が流れます。
とても頻繁に更新しているとは言えませんが、
私なりにマイペースで進めてきました。

更新が無くても、このブログを覗いてくださる皆様に、
ただただ感謝です

今後も近況報告と備忘録として、
また皆様への情報提供として、
続けて参りたいと思います。
引き続き、宜しくお願いします。

昨晩、友人二人とクリスマスパーティーをしました。



この年になると、それぞれに幸福があり、苦難があり、
違った人生があります。
そんな振り返りと思い出を話し合う会となりました。

夜7時ぐらいにどこかで花火が打ちあがり、
我が家の窓からくっきりと見えました。



花火の撮影って難しいですね。花火が開いたタイミングで押すと、もう消えているのです。
打ちあがった瞬間にシャッターを押さないと

2023年 元旦

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明けましておめでとうございます

今年は・・・と、新年の抱負は、あれこれあるのですが、
第一に病気と怪我をしないで、健康な年であるようにと
願います。

このブログを覗いてくださる皆様の
ご健康とご多幸をお祈りいたします。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

初日さす

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「初日さす硯の海に波もなし」 正岡子規の句

元旦の朝、机に向かい、静かに気持ちで墨を磨る。
硯の海は、穏やかで波一つ立っていません。
この俳句はそんな意味です。

私の元旦の朝は、京都の主人の実家へ向かいました。
新幹線から撮影したのですが、
雲一つなく清々しい富士の姿を見ることができました。



本日は横浜へ戻り、
静かなお正月を過ごしています。
今年一年、穏やかで落ち着いた日々を過ごしたいものです。

ご冥福を祈ります

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1月5日 桜木町の教室のメンバーが91歳で逝かれました。
昨年は体調を崩され、早く元気になるようにと願っていましたが、
年が明けて残念ながらその願いは届きませんでした。
前日の4日に少し元気になって声が出るようになったからと、
息子さんが動画を撮って、ビデオメッセージを私に送ってくださった矢先、
翌朝に悲しいお知らせが届きました。
昨日は告別式で、友人知人を代表して弔辞を読ませていただきました。
ご遺族からお声がけをいただき、火葬場までご一緒させていただき、
お骨も拾うことができました。
様々なことに全力投球され、中身の濃い人生を送られた方で、
その背中を見て私は逆に見習っておりました。

心からご冥福をお祈りします。

写真は、棺に入れさせていただいた般若心経です。

春から縁起がいいわぇ

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毎年お年玉年賀はがきの当選を確認するのが楽しみで、
当たりの枚数に一喜一憂しています。

下2けたの3等ですが、今年は10枚ものお年玉切手が当たりました。
こんなに多いのは久しぶり。



郵便局へ交換に行ったら、ずいぶん多いですねぇ
と、職員の方に言われました。

ウサギの切手、かわいいです。

「こいつぁ~春から縁起がいいわぇ」

寒梅

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2月に開催された神奈川代表書家展(ゴールデン文具主催)に出品させていただいた作品です。
このところ慌ただしく、今頃の紹介になってしまいました。



寒梅「真理は寒梅のごとし 敢えて風雪を侵して開く」
(真理似寒梅敢侵風雪開)

京都の同志社大学の創始者 新島襄の言葉です。
新島襄は敬虔なクリスチャンで
大学創設当時キリスト教に対して風当たりが強く、
厳しい社会情勢の中、キリスト教の真理を信じ、
志を貫いたという新島の精神を表しています。
同志社大学の礼拝堂の横にこれを刻された石碑があるそうです。


世の中、生きている上において、
自分が逆風の中にあると感じることは多く、
信念を貫くことは本当に難しいと感じます。

しかし、周りに流されることは、後悔が残ります。

この「寒梅」に勇気をもらい、今は戦うことを選びます。

それが良い方向へ向かっていくと信じているから。

魯迅のことば

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3月半ばだというのに、4月5月の暖かさ。
桜の開花が目の前に迫っています。



今月6日に終了した
「第63回 現日春季書展」の出品作。

魯迅のことば
「墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。」

「墨の黒」と「血の赤」の強烈なコントラストに惹かれ、この言葉を選びました。

この言葉から連想されること。。。

今もなお続くウクライナの侵攻、
争い、殺戮といった現代社会では信じられないことが数多く起こり、
被災者を思うと心が痛みます。

私の身近でも
虚言、偏見、差別、いじめ、ハラスメントなど
負の側面が横行し、それを打破しようと心血を注いでいます。


正義はいずこにあるのか?
神は本当にいるのか?

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