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Channel: 忘己利他
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第24回神奈川県代表書家展

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久々の更新です。

いろいろありました。。。

でも、元気です。



昨日から
「第24回神奈川県代表書家展」が始まっています。

2月16日(木)~22日(水)
桜木町駅前 ぴおシティー
3階   ゴールデンギャラリー ギャラリー守玄斎
地下1階 ギャラリーぴお



昨年まで併催の新進作家展に出品していたのですが、
年をとったためか?

新進ではなくなりました。


お近くにお寄りの節は、是非ご覧ください。

私の作品は、地下1階のギャラリーぴおに展示されています。


大切な人との別れ

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2か月ブログをお休みしていました。
知人のSさんから
「ブログをいつも楽しみにしているのですが、ご無沙汰なのでペンをとりました・・・」と
お便りをいただき、奮い立ちました。
Sさん、有難うございます。

今年に入って、いろいろなことが駆け巡っています。
一生懸命努力してきたことが、
徒労に終わって落ち込んでしまったり。
自信を失っていたりと・・・
ブログには、ポジティブなことは書きたいと思っても、
愚痴ばかりになってしまうで、
アップするのを控えていました。


2月 神奈川代表書家展出品作
「森羅万象」


さて、やはり悲しい話で申し訳ないのですが、

4月10日、私の師匠が亡くなりました。

私にとっては、偉大で大切な人でした。
厳しく、よく叱られましたが、
どんな人にも気を遣われる優しい方でした。

生徒が駄作を持っていくと渋い顔をしながら
「まあまあだな」と言われ、
少し良い作品は、「未だかつてない傑作だ」と
嬉しそうに褒めてくださいました。
私達は、その言葉によって、
書き直しか否かを判断したものです。

昨年秋にくも膜下出血で倒れられ、
手術・入院をされていましたが、
再起叶わず残念です。

倒れられる前日、先生のお宅へ伺い、
お話しをしてきたのですが、
「先生、これで失礼します」と申し上げると、
「もう、帰っちゃうのかよ」と
寂しそうに私の顔を見上げられたのが忘れられません。
それが先生との最後の会話となりました。

入院中もお見舞いに伺いたかったけれど、
それも叶わず。
最期まで先生のおそばに着いていたかったと
心残りでなりません。
いずれこの時が来ることはわかっていても、
大切な人とのお別れは辛いものです。

先生の魂が、いつも私と共に居てくれると思いつつ、
ご冥福をお祈りいたします。

合掌

親孝行らしきもの

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「道元のうた」
いたづらに過ごす月日は多けれど 道を求むるときぞ少なき


2月の始めに京都の義母が
股関節の手術をしました。
手術は順調でしたが、
リハビリのため入院期間は2か月に及びました。

その間、家に一人になってしまう96歳の義父を心配して、
主人が京都の実家に泊まり込みました。
私も仕事の合間をみて、
10日に1度ぐらいの割で
家事の手伝いに通っていました。

食事は、私が作る料理ですから、
大したものではないのですが、
それでも義父は喜んで「美味しいよ」と食べてくれました。
晩酌が楽しみの義父で、
「よし、今日はゆっくり飲もう」と
私が食卓に座ると嬉しそうにお酒を振舞ってくれました。

義母も3月末には退院を果たし、
通常の生活に戻ったのですが、
高齢の両親ですから、
元気でいてくれるのが当たり前ではありません。

あちこち身体に支障を持ちながらも、
二人で支えあって生活しています。

いつもは離れている私達ですが、
もっと気配りが必要であることを痛感しました。

今後は、京都通いが頻繁になりそうです。
親孝行らしきものをしなければ・・・と。

残してくれたもの

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安西冬衛の詩


ここ数日、北朝鮮の脅威に慄いています。
楽観視はできないのかもしれませんが、
命の奪い合いだけは、
避けてもらいたいと願うばかりです。


師匠が亡くなって、半月が経ちました。
思い出すと涙が頬を伝います。

告別式の日、棺にお花を入れる際、
悲しさが込み上げて、
抑えられず号泣でした。

これまで師匠には
たくさんのことを教わりました。

私が最も印象に残っている師匠の言葉は

「書を学ぶには、人との付き合いが大切なのだ
人と触れ合うことによって、人間磨かれて、
良い作品が書けるようになるのだ」

師匠が私に残してくれたものは、
筆でも墨でも紙でもなく、
師匠を通してご縁をいただいた人々との
ふれあいなのです。

優しくなろうよ

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核実験に大陸間弾道ミサイル・迎撃ミサイルと
物騒な言葉がニュースから聞こえる。

実際に核爆弾が飛んできたり、
そんなミサイルが飛び交うことになってしまったら、
この世界は、崩壊の一途を辿るでしょう。

考えるだけでも、恐ろしい。

権勢を欲し、
ライバルを蹴落とし、
私利私欲を追求する。





私の周りにも、
そんな人、いる いる

あなただけの世界ではなくて、
みんなで社会が成り立っているのです。

一人一人、優しくなろうよ



Change the world  [日本語訳付き]  エリック・クラプトン

大阪へ行きます。

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5月2日 大阪へ行きます。

大好きな花さんの個展を拝見に
そんでもって、大阪名物 たこ焼きを食べに。
ついでに京都の実家に寄って・・・



―花空子書展―
「つれづれの書き綴り」





4月29日(土祝)30日(日)
5月2日(火)3日(水祝)4日(木祝)5日(金祝)6日(土祝)7日(日)
  9日(火)13日(土)14日(日)
オープン時間 土・日・祝は11:00~18:00 平日は12:00~18:00

会場 ギャラリー&カフェ  みずたまや
大阪市北区中崎3-2-18 地下鉄谷町線中崎駅2番出口より徒歩5分



大阪で、
たこ焼きと明石焼き、
両方食べたいな~

美味でございまする~。

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知人のSさんから、本日美味しいお菓子と地酒を送ってもらいました。



お菓子は、「天来最中」
長野県佐久市望月の喜月堂さんの商品。
佐久市出身の比田井天来ゆかりのお菓子です。

比田井天来は、書をやる人ならば誰でも知っている。
近代日本の書道界において、その活躍は目覚ましい。
特に古碑法帖の研究、古典臨書において
俯仰法の創案などがよく知られている。

ちょうど今、麗川会の教室で、
雁塔聖教序をやっていて、
俯仰法に苦戦しているところです




最中の皮と包み紙には、天来先生の印がデザインされています。
その印は、河井 荃廬が刻したもの。

(河井荃廬(かわい せんろ)は、近代日本の篆刻家。
中国に渡り呉昌碩に師事し、
金石学に基づく篆刻を日本に啓蒙しその発展に尽くした。)

最中のお味は、実にコクのある甘さ。
美味でございまする~

地酒は「牧水」
同じ佐久市の武重本家酒造の商品。
若山牧水にちなんでのネーミング。
牧水は、たびたび佐久市を訪れ、歌碑が残っている。



お酒はまだ飲んでいないけど、
明日あたり、一杯やりましょうか

大阪へ行きました。

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大阪で開催されている
花空子さんの個展に伺ってきました。

これまでweb上で観ていた彼女の作品でしたが、
実物を拝見して驚きました。
私の勝手な作品のイメージとは違って、
とても小さくて繊細なお仕事だったのです。
私自身は、小さく書くのがとても苦手なので、
その細かなお仕事が、とても高い技術なのがわかります。
そして、温かく優しく穏やかで、
絵も描かれる方なので、センスの良さが光ります。

どの作品も魅力的。
作品のほとんどを、写真に撮らせていただいたのですが、
会期中なので、私が特に大好きな2点のみ、ご紹介します。
(花さん、お断りなく掲載すみません。
支障があるようでしたら、ご連絡ください。)


「想」


ジャン コクトー詩



大阪は、はるか昔に万博で来たことが・・・
それと、出張で生徒を引率して一度来たことがあるけれど、
全然わからない。

一人で迷子になるといけないから、
一緒にと主人に頼んだら、
主人もあまり詳しくなくて、
二人で迷子になりました。

帰りはなんとか道頓堀へ辿り着き、
念願のたこ焼きを食べました。
大阪のたこ焼きって、中がふわふわなんですね。



大阪の街並み、とにかく広告が巨大で、多いのに驚きました。
梅田の地下街は、マンションの広告がたくさん並んでいて、
目がチカチカしちゃったし、
道頓堀の有名な「グリコ」や「かに道楽」、それに「ドンキー」に・・・
とにかく凄かった。




第52回賀墨書展 ご案内

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先日亡くなった師匠が主宰する
賀墨会主催の
「第52回 賀墨書展」は明日より
予定通りに開催いたします。

昨年より少し規模を縮小しましたが、
本日搬入陳列し、
まずまずの書展となりました。

お時間がありましたら、
お出かけいただけますよう、
お願いいたします。



師匠の遺作展示コーナーには、
遺影と白いお花を飾りました。

にこやかな、その遺影は、
今にも語り出しそうな
気がします。

「よく頑張ったよ」と声をかけてくださるのでしょうか?
それとも、「こんなんじゃ、ダメだよ」と言いたいのでしょうか?

今回の書展は、師匠がいつも一緒にいてくれると信じて、
会期中を過ごしたいと思います。

会期 5月6日(土)~9日(火)午前10時~午後5時
        最終日は午後3時30分まで
会場 横須賀文化会館 3階 ギャラリー1



第52回 賀墨書展

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第52回 賀墨書展作品 部分拡大↓




昨日、賀墨書展が終了しました。

横須賀の山の上まで、足を運んでくださった方々に、
感謝申し上げます。






師が亡くなって、まだ1カ月も経っていないので、
今回は、主亡き書展となりました。


しかし会場のメインには、遺影を飾らせていただき、
師の思い出話を来場者とともにさせていただきました。


私の作品の全景です↓



韓愈 雑説

千里の馬に準えて、
優れた才能があっても、それを見抜くことができなければ、
いないのと同じであるという文章です。


久しぶりに多字数です。

あまりに久しぶりで、
年をとったせいか、
制作時は、腰が痛くて持ちませんでした

と・・・言い訳を繰り返しています。



我は咲くなり

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(天与の花を咲かす喜び 共に咲く喜び )
(人)見るもよし(人)見ざるもよし
されど我は咲くなり

武者小路実篤のことばです。

 天の神から与えられた才能が花開き、
 周囲の人に認められる喜び、
 人が見ていてもいいし、
 見ていなくてもいい、
 私は精いっぱい生きるのだ

といった自分を花に置き換えた解釈でしょう。

 
元気のないあなた、
どうぞ貴方らしさを
取り戻してください。
あなたの情熱を
かき立ててください。

人に認めてもらえなくても、
 懸命に生きてさえいれば・・・

お天道様は
お見通しです。

めげる

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手紙を書いていたら、
突然自分の郵便番号が思い出せない。

二階に上がったけど、
何をしにきたのか、
わからない。

買い物をして、おつりは貰ったけれど、
品物を置いてきてしまう。

あ~あ゛
認知症の始まりだあ~



数日前から練習を始めた
雁塔聖教序
紙を継ぐはずが・・・
行がずれている。

めげた



この歌、↓ 私にぴったりハマる。


森山良子 あれあれあれ

墨染の紙

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おほけなく うき世の 民に おほふかな
わがたつ杣に 墨染の袖


Yさんからいただいた、墨染紙。

あえて暗めの紙を選んで、慈円のうたを書いてみた。


身のほどをわきまえないことだが、
このつらい世の中を生きる人々の幸せを祈りながら、
この法衣の袖を人々に掛けましょう。
比叡山で僧侶となり、
法衣に袖を通すことになったわたしなのですから。


戦で荒んだ平安時代の末期、
仏法の力で人々を救おうとする僧侶の歌です。


今の時代、
人々を救い導いてくれる人はいるのだろうか?

私利私欲だけが渦巻いているよね。

染まらない

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「墨悲絲染」

人は環境や周囲から受ける影響などによって
善くも悪くもなるということ。
昨日に続き、Yzさんからいただいた染紙で。

「墨」は、磨る墨ではなく人の名前で「墨子」。
白い糸はいろいろな色に染めることが出来ると同様に、
物事には多くの選択肢があり、
環境次第で人は善にも悪にもなることを
墨子が嘆いたという故事から。

周りと同じようにしなければならないのは・・・
どうでしょう?
「朱に交われば赤くなる」とも言うけれど、
画一的な要素、みんなと同じは、面白くない。

人と違うこと、個性を発揮することが、
魅力となることも多いはず。
いくつものの選択肢が広がり、
多様性が受け入れられる社会であることが肝要。

私の周りでも、善いことも悪いことも一緒につるんで、
大した成果をあげられない人々が多いけど、
「おーい、自分を持てよ」と言いたくなる

「私は染まらない」
少し距離を置いて、回避



だけど白髪染めは欠かせない私です・・・

一塵不染

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前回に引き続き、Yzさんからいただいた染紙で。
これは、コーヒーで染められたそうです。
ほんのり甘い香りがします。



「一塵にも染まらず」

煩悩を引き起こす
「六塵」色・声・香・味・触・法の
一つにすら染まらずに、
心身を潔白なまま保つという意味。

人間というものは、
自分を見つめることが不得意な生き物です。

他人の欠点は、よく目について、
非難をするのですが、
自分のことは分からない。

だから過信や自慢や嫉妬や執着や・・・
見苦しいところをさらけ出してしまうものです。

自分は、欠点だらけで
100点満点でないことを常に自覚すれば、
煩悩に染まらずに、
自分を磨くことができる・・と。

わかってはいるのだけれど、
どうしても煩悩に勝てない自分がいます。



特に甘いものとお酒の
誘惑には勝てません・・・


「山」です。

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今日で5月も終わりですね。
衣替えのシーズンなので、古着の処分をして、
押入れをかき混ぜていたら、
古い作品が出てきました。





近頃の麗川会教室は、
夏に向けて、作品制作の「山」です。
スゴイ意気込みで、8合目ぐらいまで進んでいる方もいれば、
じっくりと3合目あたりで地ならしをしている人もいます。

誤字はないか?
墨の濃さは?
紙は合っているか?
などと、たくさんの質問が寄せられます。

未熟な指導者の私には、十分なことはできませんが、
皆さんを励まし続けようと手を尽くしています。

書展への出品は、どんな作品を出品したかという「結果」ではなく、
どのような「過程」で出品にこぎつけたかが大切。

作品の出来はどうであろうとも、
熱心に書いてくださることが何よりのことで、
出品メンバーが、
充実感に満ちて輝いて見えます。

私もクヨクヨせずに頑張ろうと、
逆に皆さんの熱意に励まされています

縁の下の力持ち

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6月になってしまった。

これからやるべきこと、満載の日々が続く。

しかし、大したことができるわけでもなく、

裏方の仕事ばかりで

自分が表に立つわけではない。

私は縁の下の力持ち






いろは歌

部屋の引き戸に貼ってみた。



今日の横浜は良い天気。

午後から桜木町へ。

髙橋蒼玄先生の個展を拝見に行く

ちっぽけな幸せさがし

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鼓舞


昨日は久々に東京へ。
上大岡8時42分発 
京浜急行モーニングウィングに初めて乗車。
品川までノンストップ。9時19分に到着。
平日の朝、ギュウギュウのラッシュに押しつぶされるのを考えると
300円の座席指定は値打ちあり。






午後は、三鷹へ「天作会」
井上有一を崇拝する方々の書展へ。
さすが、個性的・・・


何物にも捉われない作品群を拝見して、
俗世間に押し流されていては
自分の進歩はないと思った。



つまらないことに
惑わされず、
プラス思考で
ハツラツと元気一杯に
生きていきたいなあ。


モーニングウィングの爽快感
ちっぽけな幸せだけど
そんな幸せ探しが
これからの人生に
必要なのかな

でたでた月が

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自在身

心が煩悩の束縛から解放されて自由となること


今日は満月。
曇りの空から、
月がほんの一時見えました。



今回の満月は「射手座満月」と言って、
射手座の位置に満月がくるそうです。
それは占いによると、
自己肯定感や夢見る力などにも光を当て、
自分が楽しく生きられるように
ネガティブな思い込みの手放す決意をする時だそうです。






教室でMさんからいただいた
深紅の紫陽花一輪
珍しい色です。
赤い紫陽花の花言葉は
「元気な女性」
だそうです。





Wさんは、お庭に枇杷の木があるそうで、
葉っぱつきで枇杷をくださいました。
枇杷は古くから
葉っぱも種も
その薬効は優れていると言われています。


私は12月生まれの射手座。
今日を境に何かいい事あるかしら?

順子さんの書

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「書は万人による芸術である」
と井上有一は言った。
男も女も
若者も年配者も
お金持ちも貧乏人も
日本人も外国人も
皆 つながっているのだ。

その作品は、独創的で
何にもとらわれず
他の影響をうけず
我儘でいいはずだ。


昨日で終了した「天作会」
友人の順子さんの作品







彼女は、大阪人。
明るく、気取らない、
お茶目な方。

彼女の書は、面白い。
あつい情熱
新しいものへの憧憬
自然体の筆の動きは、
人を引き付ける。
作品の奥に込められた
情火とともに
艱難辛苦を乗り越える逞しさを
感じる。









順子さんの道は、
自分だけのもの。
今後も高いハードルを
乗り越えて

自分の信じた道を進んでもらいたいと
願っています。

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