「2017書TEN―扉―」は、
毎日、雨模様ですが、
新潟市中央区西堀前通1番
裁判所前の
「蔵織」にて24日(火)まで
開催しています。
100年を超える古民家の
和室と蔵にマッチした、
展示ができました。
お時間がありましたら、
是非お出かけください。
近隣には、
「古町」といって
新潟の繁華街があります。
その一角に
会津八一生誕の地と記された
石碑が建っています。
会津八一は新潟出身の
有名な歌人であり、美術史家・そして書家ですが、
早稲田大学で教鞭をとったころ書かれた
学生たちへの指針「学規」があります。
一ふかくこの生を愛すべし
一かへりみて己を知るべし
一学芸を以て性を養うべし
一日々新面目あるべし
「新面目」とは、
これまでと同じレベルにとどまらず、
日々、成長し続けよ、ということです。
この「学規」は、
若い学生たちばかりでなく、
忙しい毎日に流され、
同じことの繰り返しで満足している
我々にも規範となるものです。
「書TEN」にとって
今回の書展は、
普通の展覧会場とは違った場所で
これまでとは違った質の展示ができ、
「新面目」の書展であったと思います。