「風立ちぬ、いざ生きめやも」という有名な詩句は、
ポール・ヴァレリーの詩の一節を
堀 辰雄が訳しています。
「風が起る!… 生きてみなければならない!」
古語文法から考えると誤訳の節もあるようですが、
風が起こり、自然は常に動いている。我々人間も力強く生きなければならないと、
いう意味だと思います。
今、公開中のジブリ映画「風たちぬ」
私は見てはいないけれど、
ユーミンの「ひこうき雲」がテーマソングで
大空への憧れと一生懸命生きる人がテーマだろうと想像します。
先日ご紹介した、グループ墨花のメンバーで
現代根付師の湖蝶さんの
お父様は昨年2月に交通事故に遭われ、
頚椎を痛めらけました。
一時はベットから起き上がれないほどの大怪我で
何回も手術を受けられ
過酷なリハビリの毎日だったと伺っています。
しかし、今回グループ墨花展にお越しくださり、
「グループ墨花」に来ることを目標に
辛いリハビリも耐えてこられたとのことです
東京都内にお住まいですが、
「グループ墨花」への外出が初めての遠出とのことで、
付き添われていたお母様共々、
涙を流され、お喜びでした。
周りで見ていた私たちも、
胸が熱くなりました
自然は、過酷なものばかりではなく、
私たちを包んでくれるような優しく穏やかな風もあるわけで…
逆風を追い風に変えて
これから強く生きていかれるよう
お父様にエールを送りたいと思います