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Channel: 忘己利他
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秋晴れの一日

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清々しい秋晴れの一日。

本日は、東京へ出かける用事があったので、
上野・銀座の書展めぐりを兼ねて出かけてきました。

先日ご案内した、「第5回 月歩展」
上野の森美術館の前は休館の表示。

あれ????一瞬、絶望感。
しかし、休館と思ったら、横のギャラリーの入口は開いていて、
書展が開催されていました。

よかったぁ~



若い男性3人のグループ展です。
うち2名は、篆刻を得意とされているようで、
中央のテーブルには、篆刻作品がたくさん並べられ、
壁面には篆刻作品のほか、篆書、隷書、楷書、そして絵も・・・
軸の表具も自分でされたり、印の台座も手作りとか・・・

昔の中国の文人は、絵を書き、書も書き、印も彫り、そして表具まで自分でしたのです。
そんな人達を見習いたいと・・・と出品者のMさんは解説されていました。
若い方なのに凄いです。



一方私の知人のIさんは、行書と北魏風の漢字仮名混じり書の大作をメインに、
小品の漢字かなまじり書を数多く出品されていました。

彼の作品は、自作の俳句や詩や言葉をモチーフとし、
それが今の彼を映し出していて、とてもロマンチックなのです。

いろいろな制約を跳ね除けて、
気取りなく、力みなく、自然体で、
自分の作品と向き合っている直向きな彼の情熱が伺えます。


会期中につき遠慮気味に、
私が一番お気に入りの2点をご紹介。


御両親への愛情が一杯つまった作品だとお見受けしました



たくさんの小品の中の1点です。
いろいろな活動の中で、その場その場で感じたことをそのまま作品にされているようです。
「ボクは ボクは」 男のロマンを感じます

現在の書道界、彼らは逸材です。
私たち高齢世代(←まだ高齢とは認めたくはないけれど・・・)は、
彼らの応援団にならなければと思います。
それが今後の書道界を盛り上げることになると思うのです。
8日まで開催されています。
是非お立ち寄りください。



上野へ行ったので、東京都美術館で開催中の奎星展へ。
久しぶりに伺いました。

出品点数の多い公募展。

知っている方の作品を探すだけでも大変で・・・



奎星展と言えば、稲村雲洞先生「目耕」




そして、書TENのメンバーである、桃太郎さん「風に立つ」




今回受賞をされた常重先生は、とても素敵なおじさまで、今年お知り合いになりました。


お断りなく掲載させていただいています。
支障がございましたら、御一報いただけますよう、お願いいたします。


その後、銀座へ回って、
銀座画廊の内藤望山先生の個展と
セントラル美術館の創玄展へ。
やはり中野北溟先生と石飛博光先生の作品は、熟達の作、ダントツでした










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