金文作家として活躍される中谷翠泉先生の作品。
「瓦當」と言って、軒丸瓦の先端の半円または円形の部分です。
先端には文様や文字が施されるのですが、
今回は、「下若上林」と書かれています。
どんな意味?と調べてみると、「下若」はお酒で、「上林」は果物だそうです。
現日書展の会場の入口 第1室の超大作(全紙2枚継10曲)の隣に展示されているのですが、
その超大作の迫力に負けない、存在感を示しています
円形や半円の線は、紙へのくい込みが強く、女性の線とは思えないほどです。
「現日の女性は強い」と男性からいつも言われていますが、
気が強いとか気性が激しいのではなく、
作品への意識が高いということだろうと思います。
作品には、作家の意識や思考が大きく反映されます。
鑑賞者は、意欲を持って臨んだ作品を見ると、作家の熱意を感じ取ることができます。
中谷先生の作品からいつもメラメラと燃える情熱が感じられるのは、
「良い作品を書きたい」と常々口癖のようにおっしゃり、それを実践されているからでしょう
本日は、麗川会の「現日書展見学ツアー」
雨に降られず、渋滞に巻き込まれることなく、
スケジュール通りに見学することができました。
上大岡にある富士バスさんのマイクロバスをお借りしました。
後ろ向きなのは、にこやかなドライバーの栗原さん
21人乗りの小さなマイクロバスのつもりが、
配車されたのは、25人ぐらい乗れるシートがフカフカな豪華バスでラッキー
書展会場では、賑やかな団体のお通り・・・でした