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Channel: 忘己利他
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麗川会課題 俳句を書く

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立春を過ぎたというのに、
まだまだ寒さは厳しく、
北国の雪は深いようです。

春の訪れが待たれます。

このところ、ブログの更新をさぼっていたので、
ご紹介が遅くなってしまったのですが、
11月に麗川会の皆さんで書いた
俳句作品をご覧ください

人待つや木葉(このは)かた寄る風の道(山口素堂句)


S木さんの作品です。
味のある作品です。字形の意外性が光り、とくに2行目3行目がよいと思います。



K澤さんの作品です。
気取りなく、ほのぼのとした心情を感じます。余白が生き、文字の太細のバランス絶妙です。



K野さんの作品です。
細かい文字群の作品に比べて「風の道」のインパクトの強さが目が惹きます。それでいて穏やかなご自身が表れています。


さらさらと竹に音あり夜の雪(正岡子規句)


H戸さんの作品です。
仮名を基調とし、行の傾き、流れが素晴らしい。かなり書き込まれています。




M本さんの作品です。
冒頭の元気の良さに対し、最後の「夜の雪」で俳句の余韻を残すねらいとなっています。努力作。


落葉掃けばころころ木の実(尾崎放哉句)


紙面一杯に書く事をねらいとして、「木」の起筆を外に出すことで、より広がりを見せています。
淡墨が目を引きます。




麗川会は、古典の臨書の他に、
少しずつ創作の勉強も進めています。
「手本がないと難しい」との
声が多いのですが、
手本に頼っていては、
自分の書を作り出すことができません。
始めから上手くいかなくても、
今まで培った書の基盤をもとに
一歩ずつ前へ進めればよいと思います






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