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Channel: 忘己利他
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2014 書TEN 私の好きな作品 その5

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夜になって、木枯らしのような冷たい風が吹いてきました。

今日(日付変わって昨日)は、夜のお稽古だったのですが、
最近入会されたM君が、
仕事で遅くなったと、
一時間遅刻してきました

仕事帰りでは、
お腹が空くだろうと
若い彼らのために、
いつも軽いおやつを用意しておくのですが、

「食べてから書いたら」と促すと、
「いえ、書ける時間が少なくなるので、後でいただきます」と

「今の若い奴らは・・・」と言われる昨今ですが、
今時珍しく実直な彼の姿に
嬉しくなりました。



2014書TENの作品をポツポツご紹介してきました。、

今日は「その5」となり、
「その1」でご紹介した、
木原光威氏の2点目の作品です。
ご本人のブログ 「雪割草」に掲載の前に
載せさせていただきますが、
お許しください



百田宗治詩
「一かたまりの灌木、丘陵、森かげの赤煉瓦の製造工場。遠い地平にいま 日が翳る」

詩の一番最後「日が翳る」を大きく書き、
その余白に、この詩全体が細かく書かれています。

「日」は、文字の中の余白を大胆に空け、、
本来余白であるべきところは、文字で埋めています。

普通では、考えつかない構成です。
彼の作品は、エキセントリック・奇抜・型破り。
普通でない独自性があるところが、魅力なのです



百田宗治といえば、
小学校で習った童謡「どこかで春が」を読んだ詩人です。
この歌、大好き



         どこかで「春」が生まれてる、
        どこかで水がながれ出す。 

        どこかでひばりがないている、
        どこかで芽の出る音がする。

        山の三月東風ふいて
         どこかで「春」が生まれてる。

「春」が生まれるって、
ステキ









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