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Channel: 忘己利他
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2014書TEN 私の好きな作品 その2

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冷たい雨の一日。急に寒くなりました。
書TENが終わって、3日も経つのに、まだボーとしている私です。

おまけに軽いぎっくり腰で、
動くのがシンドくって
(やっぱりぎっくり腰は、伝染病か)

今日は、痛い腰をかばいながら、
学校へ出勤。、
下車するはずの駅で、
気がついたら電車のドアが閉まってしまい
一つ先の駅まで行ってしまいました

目はあいていたのですが、
意識が飛んでいたようで、
降りそこねてしまったのです。


気を取り直して、書TENの作品をご紹介します。




私の仲良し、伊地知 星夏さんの作品です。
  山頭火句  「かれゆく草の美しさに坐る」

山頭火52歳の作品。句集「雑草風景」に掲載された句です。
厳しい貧困生活の中、
その生活が厳しければ厳しいほど、
山頭火は良い句が生まれていると言われます。
ハングリー精神ですね。

反面この伊地知さんの作品は、彼女そのものを表すように、
高い品位を持っています。
楚々とした美しさがあり、
力みのない筆の動きが素敵です





この方も私の仲良し 多田翠香さんの「壺」

ゆったりと
優しくおおらかに
長い歴史をもつ
古い骨董品をイメージします。
最後の渇筆が儚く、余韻を残します






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