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Channel: 忘己利他
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第49回 賀墨書展 その3

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今日は、風が強いです。
昨日までの書展の興奮が冷めやらぬまま、
疲れを癒そうと、
今日はじっとしています。

昨晩、私の拙作をご覧いただきましたが、
今日は、私の好きな作品のご紹介をば・・・

Aさんの「游雲驚龍」
「游雲驚龍」とは、筆の動きを雲や龍にたとえ、
筆遣いが素晴らしく、筆跡が生き生きとしている様子を言います。
まさに、そのものズバリで、筆がよく動いています。

      

Iさんの三好達治の「雪」です。
有名な詩ですが、同じようなフレーズの繰り返しで、
作品にするのは難しいのに、よくまとめあげられました。

      


Uさんの「慶仁」
金文のとぼけた感じが好きです。

      

Sさんの「塗鴉」
落書きのことですが、転じて補筆、塗ることをいうようです。
墨の滲みが情緒醸し出しています。

      

そして、今回私が最も好きだった作品
Fさんの「與天久長」

      

墨の色が輝き、食い込みのある線が見事です。

まるで人間の動きのようなおどけた字形。
作品の前で、形を真似して
手足を曲げている人を数人見かけました。






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