本日、最終日。
東京国立博物館 本館での
「藤原行成の書 その流行と伝称」
夕方、時間ぎりぎりに拝見してきました。
平安時代後期、活躍した「三跡」の一人である
藤原行成の書は人気をはくし、
行成の書であってほしいという願いから、
伝承筆者が行成の書はたくさんあるものの、
真筆は少ないそうです。
その数少ない真筆の「白氏詩巻」をじっくり拝見してきました。
端正で沈着、
転折が柔らかく、
温和。
そして、浮き上がるような線の立体感。
平安前期、中国の影響が大きかった
三筆の力強い「唐様」の書風に対比し、
後期三跡の貴族的な「和様」の確立が
行成の書によってなされました。
他にも関戸本古今集や升色紙、和泉式部続集切など
写真を撮ったのですが、
ピンボケで・・・
日本の書道の歴史に
大きな役割を果たした
行成の書。
後の世に足跡を残せる作品、
今の時代の書家にも
期待したい。
麗川会のお稽古予定
杉田教室 10月9日(日) 16日(日) 30日(日)
上大岡教室 10月29日(土)
南大田教室 10月1日(土)←終了しました。 22日(土)
坂東橋教室 10月6日(木) 21日(金)
守玄斎書道教室 10月13日(木) 27日(木)